スタッフの丸山です。
気が付けば3月も半ばに。
庭のあちらこちらで水仙や梅の花が咲いているのを見かけるようになりましたね。
だんだんとお庭の花数も増えて、春らしくなっていきますね。
それと比例して、花粉症も元気を出してきています(笑)
毎年の事ですが、乗り切りましょう~。
さてさて、随分と間が空いてしまいましたが、
2月から進めていた新潟市Kさま邸のお庭のリフォーム工事が完了しましたのでその様子をご覧ください。
ビフォー
アフター
古くなり一部破損していた建仁寺垣の方も新たに建て替えることに。
以前は柱も木製で一部腐れにより、グラグラし危険な状態の箇所もあったため、アルミ製の柱に。
防腐剤を塗った垂木を渡し、立て子を止めていきます。
半割の竹を横に渡し結束し、仕上げていきます。
足元は雑草対策も兼ねていますが、見せ場という事もあり、
御影石と地元阿賀野市のレンガを組み合わせ、モダンな印象のアプローチに。
空いたスペースは、防草シート&伊勢砂利敷き木々の下はタマリュウのマットを植栽しよりモダンな空間に。
サザンカの生け垣の施工もしました。
冬から春にかけて咲いてくれて、丈夫で新潟の冬でも平気です。
四つ目垣の工事はスタッフ功さんの熟練の技で仕上げていきます。
現場に合わせ、高さや角度を変えたりと腕の見せ所ですね!
部屋に面した場所でアプローチ際のため、仕切りを兼ねた坪庭にリフォームすることに。
縁台の下はたたき土間仕上げにしました。
土間は錆び御影の縁石で縁取りました。縁台に高さを出して庭との高低差を出しました。
天然竹の金閣寺 施工中。
結束材は腐れない人工しゅろ縄で施工。
黒穂竹を長さに合わせて仕分け。
黒穂竹垣 押縁は天然青竹を使用しました。
黒穂竹の元口に隙間が出来るため、竹穂の先を横に重ね編んでふさいであります。
黒穂竹の高さを切りそろえました。
金閣寺垣と黒穂竹垣が正面からの目隠しと坪庭への入り口となっています。
既存の庭石や灯篭を組みなおしました。
ビフォー
アフター
坪庭の改修では、生い茂った竹の抜き取りから始まり、
元々あった石などはすべて組み直し、生まれ変わらせました。
金閣寺垣や黒穂垣などを設けることで、奥行きが出たり、ピリッと締まった印象の空間になったのではないでしょうか。
どこの場所もそうですが、自然素材を多く使っているので、経年の変化や、なんと言っても雨に濡れた表情とではまるで違った空間になるのでは思っています。
これからの春。
木々が芽吹くとまた違った表情を見せてくれることでしょう。
最後に、このような機会を頂いたことに感謝申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。