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「2021年度グッドデザイン賞」を受賞しました。

広い敷地の半分がお庭というY様邸。
屋内から眺めるだけでなく、庭の中で暮らしたい、という施主様の想いがカタチになった住空間です。
またその美しい景色は住まう人だけでなく、地域の景観をも豊かにしています。
今回の受賞は住宅設計施工(株式会社星野建築事務所様)と造園設計施工(有限会社新光園)での受賞となります。

審査員の評価

庭を主体として計画した住宅設計に、良い外部環境が良い内部環境をつくるとの思いを新たにした。この庭には、季節の変化を体感し、園芸などの活動を楽しむ場として、また住まいを寒暑や視線から守るエンベロープとして、多面的な役割が与えられており、ボリュームを分割した平屋の住まいとの相互性が上手にデザインされている。庭は住まいと街区をつなげる利他的な要素でもあり、街区環境への貢献も評価された設計手法である。

グッドデザイン賞とは

「Gマーク」で御馴染みのグッドデザイン賞は、デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動で製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、様々なものごとに贈られ世界4大デザイン賞のひとつとも言われています。

24時間、365日。庭の中で暮らしたい。

ガーデニングが大好きな奥様。

気になる植物を見付けると、軽やかに植物の元へ。

そんなご様子を目を細めて見守られるご主人。

お二人の旧宅周りには奥様が育てたバラやたくさんの植物がいつもお庭を彩っていました。

 

24時間、365日。

庭の中で暮らしたい。

そんな想いがカタチになった新しいお住まいは

どこからでも庭を楽しめるお家です。

庭の中暮らす

庭を眺めるためのリビングの大開口からの景色。

庭で暮らす家

ソファに腰かけて見えるこの景色がご主人のお気に入り。

庭で暮らす家

食卓からも庭が見えます。

里山の景色

佐久鉄平石のアプローチ。

エントランスまで続くアプローチは切り出した原石をそのまま合端を合わせ緩やかな曲線を描きます。

庭の排水も兼ねた枯れの流れが庭の奥まで続き、奥行きを演出します。

アプローチは足元の宿根草を眺めたり、木漏れ日や葉陰を楽しむウェルカムガーデンとなり、訪れる人を楽しませてくれます。

風に揺れる枝や葉の影

庭で暮らす家

エントランスへと向かう方形の石張り。

玄関を開けると目に飛び込んでくる額縁の庭。

景石と高木のバランスが美しい坪庭です。

印象的な流木

庭で暮らす家

重厚でモダンな蛇篭のロックウォール

ハードウッドのフェンス

ハードウッドのフェンスとロックウォール。

自然素材は植物と相性が良く、経年変化の味わいが楽しめます。

佐久鉄平石のアプローチ

佐久鉄平石のアプローチ

 

四季を愛で、五感で楽しむ庭

春の訪れ

庭で暮らす家

バイカウツギの清楚な花

春

葉を落とした落葉樹が暖かな日射しを屋内に取り込んでくれます。

庭の植栽は7割が落葉樹、常緑樹3割で構成。足元は宿根草を中心に山野草やハーブなどの草花が季節に彩りを添えます。

夏の抜ける空

夏のガーデン

部屋をつなぐウッドデッキに居住性を高めるファニチャーを置き、夏の庭を楽しむ

初秋の彩り

枯れの流れを彩る植栽

 

高木に巣箱を取り付け、実をついばみに来た小鳥達のさえずりを楽しみます。

ライティング

足元を照らす美しいライティング。

 

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